with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

鉄板ネタ

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私の母は面白い。とにかく普通の会話が面白い。

私の友人達に母の話をすると必ずウケる。

その中でも〝鉄板ネタ″がある。

 

母と私は月に1度ほど、西宮ガーデンズへ行く。

映画➡昼食➡買い物➡お茶➡帰宅

というコースをたどる。

 

その日は、映画➡回転寿司➡母のセーターと

私のブラウス(これは母が買ってくれた)の買い物

➡お茶をしながら、その日1日を振り返った。

 

「お母さん、今日なんの映画観たんだっけ」

「…なんだったかしら?私の好きな女優さんが出てたわよねぇ」

 

吉永小百合さんでしょ。『最高の人生の見つけ方』でしょ」

「ああ!そうだった」 赤い手帳に記帳 

 

(母は毎回、後でお友達に話すために行ったところ・食べたもの・映画のタイトルなどすべてを携帯の赤い手帳に書き込みます)

 

「お昼は何を食べたんだっけ」

「…なんだったかしら…」

「久しぶりにお寿司が食べたいって、回転寿司行ったよね」

「ああ!そうだった」 赤い手帳に記帳

 

「それから、お母さんのセーター買ったよね」

「そう?…そうだったわね」 赤い手帳に記帳

 

続いて赤い手帳に・・・

「あなたにブラウス買ってあげたわよね。

えっと、17000円と消費税でいくらだったかしらねぇ?」

 

(>_<)そこは忘れないんかい!