9月の初め、近くの派出所のおまわりさんが家庭調査に来られました。
丁度私も母の家に居ましたので、近隣に住む娘であることを告げ私が対応しました。
「最近は高齢者を狙った犯罪がとても多く、つい最近も近くで振り込み詐欺の被害があったばかりなんですよ」
「こちらのお宅も、まだお父さんがお元気な頃と思われますが、詐欺グループの名簿にのっていたようですよ」
(+o+) エッ!エーーー!
「本当に怖い世の中ですね。母たちは人を疑うことないですものね。
私達なら一応疑ってみますけどね」
「それはそれで困ったことで、僕たち警察官は、きちっと警察官の制服を着て行かないと信じてもらえない時もあるんですよ」
なるほどね・・・おまわりさんも大変ですね。
で、写真のように、母の家のインターホンの横は張り紙が増えていきます。
国勢調査員のIDがフリマサイトに売り出されていたり、
ガス点検業者装う強盗が相次いだり。
「私はそんなバカじゃないわよ」と、母は言いますが、
前科ありなのです。
その日も、たまたま私が母の家にいた時のことです。
あやしい電話がかかってきました。
「不要な靴の買い取りの〇〇です。
今日伺うお約束でしたが、今からよろしいでしょうか?」
どっひゃぁ~
典型的なあれです。
要らない靴を買うと言って家に上がり込み、
だんだん金目の物を売るように仕向ける。
売らないといつまでも居座る。
一度そんな業者に捕まると、詐欺業者のリストに載って、毎回カモにされるという。
ここは丁重にお断りせねば!
「そうですか。母がご迷惑をお掛けしました。
母の靴なんて引き取って頂けるような物はないんですよ。
せっかく言って下さったのに申し訳ありませんが、
キャンセルさせてくださいね」
「えーと、もし万が一ですが、私がお願いするとしたらこのお電話にお掛けしたらいいんですか?
あ、失礼ですけど、会社とあなたのお名前をフルネームでもう一度はっきりと教えてくださいませんか」
「・・・わかりました。では、キャンセルしておきます」 ガッチャン!
でした。
もちろん、このくだりも紙に書いて電話の前に貼っています。
人を疑うところからの社会って、しんどいですね。
声のトーンでウソを聞き分けて自動的に通話を切ったり、
顔認証でしか開けられない設定ができる家庭用のドアを、早く誰か開発して欲しいものです。
もちろん!誰でもが使えるように、介護保険が使えることが前提です。