with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

お仲間入り?

f:id:withtheage:20201005212549j:plain

ブログを書くにあたって、
誰かを批判したり、読んでいやな気持になるようなことは、
書かないように心掛けています。

けれど今日の私、その誓いを守れないかもです。


午後母の家に行くと、母が常備薬がなくなったから、
午前中内科に行って、薬を貰って来たと言います。

「そうなんだ。で、お薬手帳持って行った?」

「あー。忘れてたわ」

「じゃぁ、シール貰って来た?」

「あら?今日はシール貰わなかったみたい」

「じゃ、後でお散歩がてら貰いに行こうね」

父がお世話になっていた頃、何度か私も訪れたことがあって、
皆さん明るくて、いつも両親のことを気遣ってくれていて、
優しい薬剤師さんばかりの薬局でした。

昼食を済ませ、薬局へ行き、
お薬手帳を出し、シールを貼って欲しい旨を伝えました。

すると、対応してくれた年配の女性が、
「え!それだけ⁉️」と言われ、どこかへ電話をかけ始めました。

ハァー何?それだけって(?_?)・・・感じ悪!
でも私は大人です。笑顔で待ちます。

すると電話で呼ばれたようで、若い可愛いお嬢さんがやって来ました。
(^O^)/もう、早く来てくださいよ。あなたが薬剤師さんなのね。

すると、意外にも彼女が
お薬手帳を持ってこない方には、
 どうしてもと言われない限り、シールはお出ししていません」と言うではありませんか。

ハァー、言わないとくれないの⁉️
私の行きつけの薬局は、手帳忘れたらシール必要かどうか、必ず聞いてくれるよ!
ましてや高齢者は、お薬手帳忘れることも、シールの事も忘れる人も多いでしょ。
あなたが聞いてあげてよ!

なんて憤慨しつつ、母にその旨を説明しているうちに、
手帳がコロナ対策で付けられたシールドの下から、無言で差し出されました。
そして彼女は、何も言わずに奥へ行こうとしています。

「あのー、貼って下さったんですか?」と尋ねると、

手帳を開いて「はい」と、斜めに張られたシールのページを開くと、
又さっさと奥へ行こうとします。

さすがの私も我慢できなくて、(もちろんやんわりとですが)

「言って頂かないとわかりませんよ」と言いました。

彼女は悪びれる様子もなく、
「すいません」と言って、奥へ入ってしまいました。

モヤモヤしますが、
母がこれからもお世話になる薬局なので、このくらいにして退散することにしました。


確かに、手帳を忘れた母が悪いのですが、
母達高齢者にとって、いつどうなるか分からないのですから、
家族がすぐに分かるように、お薬の履歴はとても大切だと思います。

スローガン的に薬局に貼られていた
【お一人お一人に寄り添う薬局】の意味お分かりですか?
ホント!お店は働く人によって、こんなにも変わるんですね。


母が帰り際ボソッと言いました。

「年寄りだと思ってバカにしているのよ」

それを聞いて、私気付きました。

そっか!若い薬剤師さんにとって、
私も年寄りなんだ。

   k(-_-メ)