with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

老人ホームの選び方

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老人ホームの地図記号です

私は、10年程前3年足らずでしたが、
いわゆる【高級老人ホーム】と言われる施設で働いていました。

そこで、仕事も遊びも全力のスーパーウーマンのSさんや、
修行僧のように人に尽くしてばかりのSちゃんなど、
一生の友に出逢うことができました。

父の入院のため退職しましたが、私が老人ホームで働いていた事を知っている友人に、
「老人ホーム、どこか良い所知ってる?」と、聞かれることがあります。

一般的に、【特別養護老人ホーム】通称【特養】は、
原則介護度3からなので、簡単には入れません。
https://www.unimat-rc.co.jp/media/support-required

たぶんそれ以前に、施設を探すことになると思います。
となると、必然的に有料老人ホームなのですが、
(金銭的に許されるのならば)
高級老人ホーム=良いのかと言うと、
そうとも言えません。

『終の棲家』になるかも知れない場所です。
その人合ったホームでないと、後々後悔することになります。

例えば、もし私の母がホームを探すとしたら、
あまりホームの外へ扉の開かれていない高級ホームより、
地域に溶け込んだ、人の出入りの多い、
開かれたホームが性に合っていると思います。

認知症が進んでグループホームにお世話になる時は、
西宮のR。

組織がしっかりしてて、ボランティアさんの出入りが多く、
地域の行事にも積極的に参加されてます。
毎年春、地域の方やボランティアさんに、ホームの活動報告を兼ねた、
(^^)vねぎらいの会を催してくださいます。

認知症でなければ、芦屋のL。
古い施設ですが、有料だけでなく、老健(介護老人保健施設)・特養も運営されています。
ここも、組織がしっかりしていて、
地域や一般の方に施設を貸して、毎日のように色々なお稽古や行事があります。

母は、唄ったり、手を動かしたりするのが好きな人です。
1度私と一緒に参加した、
の折り紙教室で折った、「狸の🌖お月見」をずっと飾っています。

両方の施設に共通しているのは、
長くそこに勤めている男性職員が多いということです。
と言うことは、経営状態も良好なのだと思います。

でも母とは違って、人とのお付き合いが苦手な方には、、
不向きだし、お薦めではありません。


色々思い起こしてみると、ホームで楽しそうに過ごされている方は、
結局、一人でも時間を過ごせる、何か趣味や興味を持ち、
家族や友人が、時々訪れて来られている方なのです。

そうなれるように、
孤独な老人にならないように。
私達老人予備軍は、
日々、好奇心を持ち、家族や友人達を大切にし、感謝して、
精進しなければならないのです。

と、(^O^)/自分に言い聞かせます。


母のことは、今の家が母の『終の棲家』になれば良いと思っています。
そうは思っていても、何らかの理由で、
母がホームにお世話になる時が来るやもしれません。
そのために日々、傾聴ボランティアでここぞというホームに貢献⁈しています。

備えあれば憂いなしです。