私はハンバーグを作る時、いつも思い出す事があります。
(;'∀')すみません ウソ言いました。
タネからは作っていません。
最近は出来合いのハンバーグを味付けするだけです。
私達兄弟がまだ食べ盛りの頃、
母はハンバーグを大きなお皿に山盛り作っていました。
でも、母はいつも一個しか食べません。
コロッケなんかもそうでした。
母の作るものは兄中心メニューでした。
おかげで姉も私も…( ^)o(^ )( ^)o(^ )
全てのおかずが母の分は少なく、
お刺身などは父の分しかありませんでした。
私達兄弟は、それを当たり前に過ごしていましたが、
今もその光景は私の記憶にハッキリとあります。
「母親とは誰しもが、こういうものなんだ」と思っていました。
最近、母とよくこんな会話をします。
私が主人とゴルフに行くといえば、
「私もゴルフ習っていたけど、一度もゴルフ場でプレイした事ないのよね」
健康マージャンが流行っているという話題では、
「私も教室通ったんだけどね・・・」
そうなんです。父は私をゴルフに連れて行ってくれましたが、
母を連れて行ったことはなかったようです。
毎年お正月に、父と私達兄弟は家族麻雀をしていたのに、
母はいつも台所でした。
それを誰も母に申し訳ないとか思わなかったのですから、
今思えば、ひどい話です。私が母だったら暴れてます!
でも、私がそう言うと、
「それがあたりまえだったからね」と言ってくれます。
私は自分の食べるものや、やりたい事を、
母親だからと言う理由で、ガマンした事はないと思います。
子供が1人だった事、
母が近くにいてサポートしてくれていたからだと思います。
母は頼る親も近くにおらず、現代のような電化製品のない時代に、
父の仕事も手伝っていたので、毎日がさぞ忙しかった事でしょう。
青春時代は戦争中で、その後は夫の三歩後ろを歩く事を美徳とされた、
【ガマンがあたりまえの世代】だったんだと思います。
介護施設に傾聴ボランティアで伺うと、
男性の方は、腹が立つと介護職員さんにストレートにそれを言いますが、
ほとんどの女性は,何も不平を言わずに過ごされています。
これはあくまで私の考えですが、
【ガマンがあたりまえの世代】の母達に育てられたワガママな私達が、
年老いて介護される側になると、自己中心的に振る舞って、
介護職員さん達は、今よりもっとご苦労されると思います。
そうならないように、私達はガマンすることを覚えないといけませんね。
なんて、今日の晩ご飯をハンバーグに決めて、書き出したブログでした。
そうそう。先日、私が母とのお昼にサンドイッチを作り、
スープの用意をして振り替えると、
母は既にサンドイッチを口にしていました。
「もう (/・ω・)/待っててよ。
一緒にいただきますしようよ❕」
「あら、ごめんなさい。おいしそうだからちょっとお味見してたのよ」
実はこの ちょっとお味見 は、
母達世代の口癖のようです。
【ガマンがあたりまえの世代】のつまみ食いの、
ちょっと可愛い言い訳のようです😊