with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

手編みの帽子

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新しく読者になって下さった方のブログを読ませて頂きました。

久しぶりに編み物をされているようです。

 

私も不器用なのですが、編み物が好きです。

はるか昔高校生の時、好きな男子に手袋を編んだ思い出があります。

ただ、途中から片手を母が手伝ってくれて、

明らかに右と左の仕上がり具合が違う、

手伝ってもらったのがバレバレの品になりました。

今から考えると、何故ハードルの高い手袋にしたのか?

マフラーぐらいにしとけば良かったと反省します。

 

大学生になって、同窓会で会った彼にわざわざ言われました( ̄^ ̄)

「最近机の奥から出てきた」と。

 

してないんかい❗️ 同窓会でわざわざ言う事⁉️

まぁ(^^ゞ今になれば、ブログネタに使えたので感謝します。

 

おっと。そんな恨み言、言いたくて書きだしたわけではありません。

 

 

編み物で思い出す方がいます。

以前私が勤めていた、老人ホームのH様です。

 

ホームに引っ越されて来た時は既に98歳だったと思います。

いつもロングのスカートをはかれ、手押し車を押してですが、

ホームの中をお一人で自由に歩かれていました。

洋館が似合いそうな気品のある、『ご婦人』と呼ぶにふさわしい方でした。

誰に対してもお優しく、私達職員に「ありがとう」「ありがとう」と、

いつも笑顔で接して下さいました。

 

そんなH様のお部屋に伺うと、

彼女はいつも毛糸の帽子を編んでいらっしゃいました。

それも毛糸の色合わせがとてもハイカラで、

(私にも一つ下さい)と何度言いかけた事でしょう(^-^;

 

こんなにたくさんどうされるのかお聞きすると、

手編みの帽子を、ボランティア団体に送る活動を

されているとおっしゃっていました。

 

「以前は絵手紙を書くことが好きだったけど、

 もう手が震えて上手く書けなくなったの。

 今の私に出来ることはこれぐらいですから」

 

 

素敵です。素敵とか言いようがないですよね。

いくつになっでも、人に優しく社会奉仕の精神をお忘れにならない。

昨日書いた、オードリーの言葉にも通ずると思います。

 

実は、以前書いた【年金問題】回の薔薇の話は、

H様の100歳のお誕生日の日の出来事なのです。

彼女を祝うために、1輪ずつバラの花を持たれたご家族やご友人が、

お部屋から溢れていらっしゃいました。

皆様から愛されていらっしゃたのがよく分かりますよね。

 

私がホームを離れて10年近くになりますが、

確か4,5年前までは、お元気だったと聞いています。

今どうしていらっしゃるでしょうね。

 H様は【素敵に歳を重ねたお手本】のような方でした。 

 

 

H様がどの団体のボランティアをされていたかは分かりませんが、

調べてみるといくつかありました。

 

残念なことに、厳しい環境に住む子供たちのために、

活動されていた団体が、安全に輸送するためのリスクが高まって、

2021年をもって活動を終了されるとの記事👇もありました。

 

www.worldvision.jp

 

 再開できる日が来ると良いですね。

 

日本でも活動されている団体がいくつかあるようです。

 

sites.google.com

 

osaka.ywca.or.jp

 

友人JJと言ってます。

「将来年老いて、出来ることあるかなぁ?

 私達も今のうちに、毛糸で帽子編むの習いに行こうかねぇ」と。

 

帽子を編みながら、

(話はかみ合わなくなってるかも。同じ話の繰り返しかもだけど)

いつまでも女子⁉会が出来たら最高です。