先週末、主人と
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 を観に行きました。
さすがに人気が高いようで、TOHOシネマズ西宮の11ある劇場の内、
半数近くの劇場が鬼滅でした。すごい人気ですね。
私達のような年代の方達もチラホラいらっしいました。
小学生のお孫さんを連れたおじいちゃんも数人おられました。
いいですねぇ。年代を越えて一緒に観れる映画って。
どうかと思いますが、『キメハラ』と言われるぐらいですものね。
主人も私も「やっぱり話のネタに。観ておかないとね」と出掛けました。
私は、鬼滅の刃の単行本やTVアニメは1度も観たことがなく、
お話の内容より、去年の紅白のLisaさんの「紅蓮華」の
圧倒的なパフォーマンスと歌唱力に魅了され、
そこに描かれるアニメに興味を持ち、
いつか、1度は観たいと思っていました。
他の方のブログを読まして頂くと、
ワイドショーで、首を切るシーンの多いこの映画を
【子供に見せるか否か】と、コメンテーター方が話しあって、
最後に「それは各家庭の判断で」と、
お決まりのセリフで終わったとありました。
(なんか、流行りの『知らんけど😜』と、
「どっちでも」的な終わり方ですねぇ(-"-))
私は、映画の首切りシーンはあまり気になりませんでした。
鬼滅のそれは、私の記憶にもほぼほぼありません。
(むしろたった今焼き上がったクマモンの回転焼きを、
頭からちぎって食べている母の方が残酷な気がします(>_<))
それよりも、入り口でAUの介入の方が、子供達に「泣く用意できてるか?」と、
ティシュを配っていたことの方がなんか面白くて観ていました。
「どこで泣けるんだろう?」と。
前半の漫画雑誌の紙面を観ているような雑な描写から、
お話が進むにつれての映画でしか観られない圧倒的迫力の画面は、
製作者の狙いなのですかねぇ?
煉獄杏寿郎と猗窩座の戦いが進むにつれ、
徐々にティッシュが配られていた理由がわかってきました。
(それにしても『煉獄杏寿郎,猗窩座』と漢字が難しすぎて( ..)φ
これを覚えてる人達スゴイ!!)
煉獄杏寿郎とお母さんの会話の
「あなたは何故強く生まれてきたか分かりますか?
それは、弱い人を助けるためです」のセリフは、
オードリーヘップバーンの言葉の、
「 自分が何のために生まれてきたのかを知り、
なんのために有名になったのかを知った」と通ずると感心しました。
どうしてこうも涙する若者が多いのでしょか?
いったいどこに響いているのでしょうか?
煉獄杏寿郎のお母さんの言葉や彼の生き様、
炭治郎の友を想う気持ちや家族への思いに涙するなら、
家族愛・人間愛ってやはり人を感動させるのですね。
子供達や若者に、親や大人,生身の人間の言葉が心に届きにくいなら、
アニメ映画で、分かり易く映像と共に大切な言葉を届けるのも
素敵な事ではと思いました。
エンドロールのLisaさんの「炎」の優しい唄声を聴きながら
そんな思いになりました。
照明がついて、主人と顔を見合わせ、
「なるほどね」と、同じ言葉を口にしました。
やはり、観て正解だったと思います。
若者達が、京都の東福寺本坊庭園の中の市松模様の「北庭」訪れたり、
炭治郎の衣装等から見える大正ロマンに憧れるなど、
鬼滅の刃を知らなかったら、なかったことかも知れませんね。
又将来、漫画を読んだりこの映画を観て、外国の方達が日本を訪れ、
描かれる日本的な愛情表現や描写に憧れて下さるなら、
やはり「アニメは日本の文化」と言って良いのだと思います。
そうでした!最後に一つお願いがあります。
先日、お若い方のブログに、60代の上司が
「会議でちょいちょい炭治郎の決めセリフなどを入れてくる😣」と、
書いてらっしゃいましたが、
どうか優しく見守って頂けないでしょうか⁈
(^^ゞ私達60代も流行りにはまだまだ付いて行きたいお年頃です。
よろしくお願いします<(_ _)>