この1年、外出先から帰って来ると、
コーヒー豆を焙煎したいい香りが、家じゅうに充満しています。
主人が、我が家の3階の小さなベランダで、コーヒーの焙煎に勤しんでいるのです。
ゴルフしか趣味のなかった主人に、
コーヒーを自分で焙煎して、いれる楽しみを教えて下さったのは、
お蕎麦好きの方なら、きっとその名を1度は聞いたことがあるでしょう、
兵庫県丹波篠山市丸山にある、『ろあん松田』の初代店主 松田文武さんです。
(現在は、息子さんが引き継いで営業しています)
r.gnavi.co.jp
我が家は蕎麦好きで、丸山に何度か伺ったことがありましたが、
松田さんは、帰る時にご挨拶する程度で、まさか主人の焙煎の師匠になるとは、
当時思ってもいませんでした。
松田さんは、6年前に兵庫県の北部、久美浜にある
『HOLIDAY HOME』の中に、お店を出されました。
そして、そこで奥様と腕を振るっていらっしぃました。
(こちらの『ろあん松田』は、9月28日に閉店されました。
次は、久美浜でカウンター割烹蕎麦屋をやりたいと、言われてました)
私達夫婦も、『ろあん松田』のお蕎麦を追いかけて、こちらにも2度お邪魔しました。
2回目は、母と姉と『HOLIDAY HOME』に宿泊し、ろあんさんへお昼を食べに行きました。
その時、接客していらした奥様に、「丸山も何度か行きました」と話すと、
松田さんが厨房から出て来られ、色々お話を聞かせていただくことになりました。
その際、我が家はコーヒー好きだという話になり、
「それでは、週に1度久美浜のお店が休みの時に、
丸山でコーヒー豆の焙煎をしてるから、その時、僕が焙煎の仕方教えるから、
丸山にいらっしゃい」と誘って頂きました。
後日丸山の『ろあん松田』横に建てられた、松田さんのコーヒー工房へ伺いました。
松田さんは、インターネットで生豆を買うそうで、
ですので、実のない欠損豆を選別して、取り除くところから始まりました。
焙煎器は松田さんのは、彼の手作りでしたが、
こんなのが売っているよと👇見せて下さいました。
後日主人もネット取り寄せました。
その日は、近くの丸山で働く青年も一緒に教えて頂きました。
私は、写真や動画を撮影していましたので、細かいことは聞いていませんでしたが、
楽しそうなおじさん3人を、
「男の人って、どうしてこんなに外遊び好きなんでしょうねぇ」と、
微笑ましく眺めていました。
焙煎後、工房に入り、豆を挽きました。
さすが松田さん,立派なグラインダーをお持ちで、
主人が「良いな~良いな~」を連発しますので、
「それは我が家には置く所がありませんよ」と釘を刺しておきました。
(ちょっとカフェ風に写真を加工してみました)
この日以来、主人は我が家から40分かかる尼崎の『生豆本舗』に電動自転車で通い、
我が家の分、東京の姉の分、友人たちにプレゼントする分と、
焙煎を楽しんでいます。
主人のコーヒーを『ICCAN COFFEE』と姉に名付けてもらいました。
新しい趣味を持てたことで、主人はそれまでよりもずっと、
『素敵に歳を重ねる』と思います。
『ICCAN COFFEE』店主お薦め、
タンザニアのンゴロンゴロ(地域の名前です)の豆を
深煎りして、ペーパードリップで抽出するのがお薦めです。
生豆本譜では、100g 250円前後です。
👇このコンロなら、多少の風が吹いても外で焙煎できます。