今週のお題「もう一度見たいドラマ」
私は、この2か月の間に、同じテレビドラマのブログを2編書きました。
2編とも、2016年10月期にTBSで放送された、
『逃げるは恥だが役に立つ』の百合ちゃんの言葉についてです。
1回目は、11月22日です。
主人公森山みくり(新垣結衣さん)の伯母土屋百合(石田ゆり子さん)と、
百合に好意を寄せる風見涼太(大谷亮平さん)を好きな女子との会話です。
アラフィスの百合が17歳も年下の風見と付き合うなんて・・・と、
女子が百合に言いに来ます。
👧「アンチエイジングにお金を出す女はいるけど、
老いをすすんで買う女はいない」
「あなたはずいぶんと 自分の若さに価値を見出しているのね」
「お姉さんの半分の歳なので」
ここで百合はため息のように肩を落とし言います。
「私がむなしいと感じるとすれば、
あなたと同じように感じている女性が、この国にはたくさんいるということ」
「今あなたが価値がないと切り捨てたものは、
この先あなたが向かって行く未来でもあるのよ」
「自分がバカにしていたものに自分がなる。
それって辛いんじゃないかな」
「私達の周りには、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、その一つ」
「自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」
2回目は、12月6日です。
部下の男子と女子に、別の部下が産休をとることを伝える場面です。
👦「エー また一人減るんですか?」
「うん。産休に入るんだって」
「最悪!」 👩🦰「ぶっちゃけ、めいわく!」
「そういうこと、言わないの」
「土屋さんだって、仕事ふえるでしょ」 「むかつきませんか」
「わるいけど、もうそんな、じげんにない」
「感 謝」
「感 謝?」
「私の分まで、産んでくれて、
ありがとう❣」
「そういうもんすかね」
「この歳になるとね、もう、しっとなんか、通り越しているの」
「でも、言われますよね。女に生まれたからには、どうのこうの…」
「気にしなきゃいいのよ。
だって、そのぶん働いてるもの!
税金おさめてるもの!」
「だからね、あなた達も、ブーブー言わない」
「今どき 産休に理解のある会社のほうがいいでしょ」
「それに、福利厚生があるってことは、まだ、安泰ってことよね」
どちらの言葉も、素敵ですよね。
現実にこう言える女性がいたら、憧れますよね。
『逃げるは恥だが役に立つ』は、もちろん新垣結衣さんの「あざと可愛い」演技や、
星野源さんの(ご本人とはかけ離れた)不器用な男性の成長、
大好きな古田新太さんと、藤井隆さんの掛け合いなど、
全てが面白い番組でした。
ですが、時々ストーリーとはあまり関係なく入りこむ、
『百合ちゃんの言葉』は、どれも女性へのエールに聞こえました。
2021年1月に新春スペシャルドラマが放送されるという告知を観ました。
百合ちゃんが次は、どんな素敵な言葉を贈ってくれるのか、
今からとても楽しみです。