12月2日に書いた、とり松の「鯖のおぼろ」に続き、
我が家のお正月に欠かせない黒豆をご紹介します。
大阪心斎橋にある岸澤屋さんの黒豆です。
通年であれば、友人、ご近所さんなどの、ほんの少しの一年のお礼のために、
15個ほど取り寄せていたのですが、コロナ禍で会えなかった方に渡しに行くのも
どうかと思い、今年は、母、姉、ご近所さんと我が家の分だけを、
西宮阪急で取り置きをお願いしました。
昨日、それを取りに行きました。
丁度私の後ろの方が、この黒豆の残りの数を聞かれていましたが、店員さんが、
「年内はお店に出ているだけです」と話していらっしゃいました。
やはり、予約が正解でした。
1年のお礼にご近所に伺うと、高齢の方が多く、
「お正月まで待てないから、頂いたら次の日からお茶うけに🍵してるのよ😊」と、
喜んで頂いています。
岸澤屋さんとのお付き合いには、私の実家と長い歴史があります。
元々は、私が小学生時代お隣に住んでいた、
(後にある百貨店の社長になられる)Mさんに父が教えて頂いたお店です。
Mさんは、大阪勤務の頃、お得意様のお土産に
「いつも岸澤屋さんを使っています」と教えて下さいました。
年末29日頃から、おせち料理の用意を始めていた母は、
父がこの黒豆を買ってくるようになって、家では黒豆を作らなくなったようです。
ふっくらと上品な甘みで、お好きな方は、お汁まで飲み干されます。
ヨーグルトに入れる方もいます。
この黒豆を食べると、他の黒豆は、甘すぎて食べれません。
心斎橋の裏通りの小さなお店ですが、大阪では「黒豆と言えば岸澤屋」と
言われるぐらい有名店です。
主人のゴルフ⛳️の1番仲良しのNさんが、岸澤屋さんのご近所で、
我が家が岸澤屋さんファンなのをご存知で、
春には必ず「いわしの辛煮』を買って来て下さいます。
これも絶品で、鰯だけを食べ終わり、残った漬け汁で私は鰯を買って煮ます。
2度美味しく頂いています。
今朝、母に黒豆を渡すと、早速大好きだった父の仏壇の前に置き、
「お父さん、好きだったねぇ」と写真の父に微笑みかけていました。
「皆さんも是非お取り寄せして下さい」…と言いたいところですが、
多分、年内の分は終わっていると思います。
最近は、百貨店でもよく見かけるようになりましたから、
運良く見かけたら、一度ご賞味下さい。