夕方6時、郵便局の配達がありました。
「なんだろう?思い当たらないなぁ…」と
受け取ってみるとびっくりしました。
なんと、私が今年3月にフィリピンの息子に、EMS(国際スピード郵便)
で送った荷物でした。
息子は去年春からフィリピンに駐在していました。
今年3月にマニラがロックダウンして、なかなか食料品を買いに行けないと聞き、
缶詰やら、即席のお味噌汁や、マスクなどを送りました。
その後、急に会社より帰国命令が下り、息子は4月に帰国しました。
EMSの追跡レポートを見ると、息子の帰国日に、
荷物は彼のマンションに届き、行き違いになり、
その後、マニラの郵便局に留め置きになっていました。
私が最後に追跡レポートを確認したのは、9月だったと思います。
その時も、マニラ郵便局にありました。そんな感じでもう荷物は諦めていました。
連絡が取れるものなら、「誰か開けてマスク使って下さい」と言いたかったです。
その荷物が、帰って来たのです。
荷物は開けられた様子はないのですが、どんな環境にあったか分からないので、
缶詰とマスク以外は捨てることにしました。
実はこんなこともありました。
去年、2019年4月に赴任した息子に、誕生日カードを送ったのですが、
当初泊まっていたホテルから、マンションに引っ越す時期と重なったようで、
息子の手元には、このカードは届きませんでした。
ところが、今年2020年4月にカードが送り返されてきたのです。
なんと1年間もこのカードは旅をしていたのです。
届いた荷物もそうですが、良く帰って来れました。
たくさんの人の手に渡って、無事帰って来たことになります。
コロナ禍で、マニラの郵便局の方達もご苦労なさっていると思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、はるばる海を越えて帰って来た荷物には、
お疲れ様。おかえり。