with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

ソウルフード

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『多古好』

今日は芦屋も最高気温13°と、少し寒さが和らいでいます。

11時過ぎ、母をお散歩に連れ出しました。

途中、いつもはこの時間でも行列の出来ている、
芦屋市民のソウルフードである、うどん屋『たこよし』の前を通りました。
いつもはお店の外にも並んでいるのに、今日はどなたもいません、

お店を覗いてみると、お一人しかお客さんがいません。
それならばと、母と入ることにしました。

 
普段ですと、年配の方や小さいお子さんを連れたママ達で賑わっているのに、
昨日、兵庫県にも緊急事態宣言が出たせいで、
やはり外出を自粛していらっしゃるのでしょうか。

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6人席に母と私と2人で座らせて頂き、
母と私の間には、パーテーションが置かれ、感染対策もきちっとされています。

ここは大阪風うどんで、麺にこしはないのですが、
ツルツルしていてとても美味しいのです。
昔からこの味は全く変わりません。高齢者や小さい子供にも優しいおうどんです。

ここの名物は、出汁とあげの美味しい「きつねうどん」と
海老の本数の決められる、「海老天うどん」や「海老の天とじ丼」です。

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きつねうどんと天とじ丼


今日は、母は海老1本の天ぷらうどん
私はお気に入りのきつねうどん+おもちを食べました。


昭和23年(1948年)創業で、今切り盛りされている女性は、
私が子供のころから全然変わらず、年齢不詳な方ですが、
以前「子供の頃、友達に『おまえの店はきつねうどんが30円で高い』と、
いつも言われたのよ」と言われていました。

私の兄は昭和25年(1950年)生まれで、
高校時代、よく『たこよし』に通っていて、特に、
「通常は100円のところ、水曜日はサービスデイで60円だから毎週行く」と、
言っていました。

現在はきつねうどん700円なので、
60年の間に、10年ごとに100円ずつ値上げしたことになりますね。

『たこよし』のある通りは、JR芦屋駅北側商店街ですが、
私の幼少期からあるお店は、『たこよし』だけになってしまいました。
以前は、『たこよし』の横に和菓子屋さんがあって、
お茶時のお菓子はいつもそこで買っていました。

通りの中ほどには、高校時代の友人の「花見屋」というおせんべい屋さんがあって、
そこのバターリーフと言うおせんべいが大好きでした。

現在も、同じ屋号の本店のお店が神戸元町にあり、
そこの前を通る時は、バターリーフを買って帰ります。

hanamiya.co.jp


芦屋の街並は変わりました。
特に、1995年1月17日の阪神大震災以後はそのスピードも速まったように思います。
あれから25年が経ちます。
どうかいつまでも、『たこよし』だけは残っていて欲しい
芦屋市民のソウルフードです。



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腸活メニューです。

母の本日と明日用の晩御飯です。
コンニャクの多い、『腸活メニュー』になりました。
煮アナゴ・玉コンニャクと鶏肉
銀鱈みりん・モズク酢・たらこコンニャクサラダ 以上です。