with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

回想法とグリーンジャケット

f:id:withtheage:20210413192708j:plain
芦屋市シルバー人材センター内で月1回行われます。


今日は、母の先週の『はつらつ憩いサロン』に続き、
『たのしい回想法』講座の日でした。


withtheage.hatenablog.com



先週と同じように行きはタクシーで、はつらつ館へ向かいました。

母を迎えて下さったのは、以前私がここで受けた『傾聴講座』の講師Iさんでした。

参加者は母を含めて5名。男性2名女性3名と、お世話役はIさんを含め2名でした。

私も回想法を勉強したことがありますが、限られた時間内に、
全員が平等に話す時間を持つには、ちょうど5~6人がいい人数です。

本来は、この人数のグループがいくつかできるのですが、
コロナ禍の中、1グループしか受け付けていないようです。


はつらつ館へ行く道すがら、母に「お世話役の方達知ってる方ばかりだから、
 娘にいじめられていますとか言わないでよ(^▽^;)」

と念押ししておきましたので、部屋入り受付をしているとき、
Iさんに👩‍🦱「お優しいお嬢さんがいてお幸せですね」と言って頂いたのに、
母は😊「ええ。いつも世話をかけてばかりいます」と、
ちゃんと打ち合わせ通りに応えてくれていました(^_-)-☆


母をIさん達にお願いして、私は街をぶらぶらして5500歩歩きました。
なかなかこの時間は私にとっても有意義な時間でした。


11時半に母を迎えに行き、感染対策で開けられて扉から漏れ聞こえてくる話を聴くと、
母は他の参加者の方に補聴器をお薦めしていました。

(ほーら良かった(*^^)vやっぱり新調して、
 今まで慣れるために練習してきた甲斐があったでしょ!)

私は扉の後ろでほくそ笑んでいました。

帰り道母に今日の感想を聞きますと、
参加男性のお一人が宮崎に住まわれた時期があったようで、
(私には分からないのですが)宮崎市にある平和公園の塔
『八鉱一宇』の話をして懐かしかったようです。


家に帰ってからも、平和公園から思い出したようで、
女学校時代そこへ遠足へ行った時の話をし始めました。

「お母さんは麦飯のお弁当だったのに、
 大通りにあった『堺薬局』のお嬢さんのお弁当は真っ白な白米だったのよ。
 立派なお家だったからね~あの人はどこのお嫁に行ったんだっけ🙄」

何となくその記憶が母の脳に深く眠っていた理由が分かる気がします。
その時代は戦争中で、白米なんてなかなか口には入らなかったでしょうし、
女学生と言えども食べ盛りの話ですものね。

やはり回想法の講座に参加した良かったようです。
少しは母の脳の活性化に繋がったと思います。



ところで、⛳やりましたね!

松山英樹選手の日本人初のメジャー制覇!

f:id:withtheage:20210413204143j:plain
マスターズの優勝者に贈られる「グリーンジャケット」
f:id:withtheage:20210413203444j:plain
ギャラリーのスタンディングオベーションで迎えられました。


我が家の⛳ゴルフ好き旦那様も色々語っています(^_^;)
日本ゴルフ界の悲願でしたものね。
解説者やワイドショーでコメントする、往年の選手たちが
涙ながらに語る姿を見ると、本当に優勝してくれて良かったと思います。

又、世界各地でアジア系住民に対するにヘイトクライムが急増している中、
彼の優勝を下記のようにアメリカ人が讃えてくれることに対して、
私は、そうであって欲しいと願います。


(ニューヨークのゴルフファンたちの声)

「彼の今日のプレーは素晴らしかった。最高のプレーヤーだった」
「(Q.誰が優勝したか知っている?)もちろん。ヒデキ・マツヤマだ。素晴らしいパフォーマンスだった。

「彼が大きな舞台でグリーンジャケットを受け取る様子を見て
ヘイトクライムを抱える)米国が、そして、世界が前進したらいいなと思う」

ニューヨーク・タイムズ
「アジアの人などを標的とした人種差別的な暴力が問題となる中での快挙だった」
などと報じています



将来、⛳ゴルフ好きの方が、今日の母のように回想法講座に参加する機会があれば、
昨日その人の脳にスクリーンショットされた、松山選手のグリーンジャケット姿の記憶が、
呼び起こされることでしょう。