with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

さつまいもの天ぷらかな…?

父の葬儀の日・・・

天から聞こえる父の声です。
「おいおい!俺の又そんな話か😤他に良い話は無いのか⁈」


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私は父の最後の脈を取ってくれた👨いとこに、父のあるカミングアウト話をしました。

そのいとこは、大分県中津市に住んでいて、
そこは魚が美味しく特にフグ料理が有名な所です。
彼の家へ遊びに行くと、彼の行きつけのお寿司屋さんで、
新鮮なお刺身の盛や、水槽で泳いでいる車エビをフライにしてくれたり、
お皿の模様が透けて見えないてっさをご馳走してくれていました。

ある年、父が遊びに行くと丁度今頃だったんでしょう、
いとこはハモ料理をご馳走してくれたそうです。

父は「とても美味しい!」と喜んだそうです。
それから毎年この時期になると、いとこからハモが送られてくるようになりました。


ところが・・・実は・・・父はハモが嫌いだったのです。(ノД`)・゜・。


父は父親が(私の祖父)とても鰻が好きな人で、毎週のように売りに来る鰻を買っては
庭で調理していたようで、父と叔母😨😰兄妹は捌く姿を毎回観ていたのか、
幼いころから鰻や穴子、ハモなど長い物は嫌いだったようです。

ですから我が家では、鰻好きの私の誕生日にしか鰻は食卓に並びませんでした。

鰻好きの母のお祝いを鰻屋さんでするときは、鰻の入っていないお膳を取るために、
わざわざ父のために、高いコースを取らなくてはいけないこともありました。
😤「俺が払ったんだから、文句ないだろう!」


その話を父の葬儀の日に👨いとこと👩‍🦱彼の奥さんに「実はね…」
カミングアウトした時、彼らはびっくりしていました。

👨👩‍🦱「伯父さん、すごく喜んでくれていたから、大好きだと思って毎年贈ってたよ」と
父らしいと笑ってくれました。

父は可愛い甥からのプレゼントしてくれるその行為自体が嬉しくて、
多分言い出せなかったのでしょう。

👨👩‍🦱「じゃあ、送ったハモどうしてたの?」と聞かれましたので、

(*^-^*)「私は楽しみにしてたよ。淡路の新玉ねぎいっぱいのハモしゃぶを
    毎年堪能させて頂いていました」と答えました。


この父の没後カミングアウトは、ハモが出始めるこの時期いつも語られる
我が家の定番の話です。

今年も魚売り場にハモが出始め、昨日母にそんな話をしました。
すると(@_@)…

🙄「そうだったかしらねぇ・・・?お父さんハモも鰻も食べなかった?」
母が言います。

私はびっくりしました。そんな事を忘れちゃってるんだと。ちょっとショックでした。

「じゃぁ、お父さんの好きだった食べ物覚えてる?」

🙄「さぁ・・・それもなんだったかしら?」

「エーそれも忘れたの」(-"-)

😮「果物かしら?めざしを卓上コンロでよく焼いて食べてたけど・・・
 お父さんの好物ってなんだったの?」

「・・・・・・」(@_@;)


父の声が又聞こえてきました。

👴「1SHOも思い出せないって・・・死んだら終わりだな!」


  これ😅😅かな… 

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さつまいもとかぼちゃの天ぷら