with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

予防接種

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今日は母のインフルエンザの予防接種について行きました。

 

私が医院の待合室に滞在した約45分の間に、

6名の方が同じ予防接種のために来院されました。

 

困ったことに、お二人が事前予約無しで、

お一人は明日の予約を間違えて来られた方でした。

 受付の方は慣れていらっしゃるようで、はっきりと当日では出来ないので、

今日は改めて接種日を予約して帰って欲しい事、

予約日を間違えた方には、明日出直して欲しい事を、

毅然と、そして優しく対応されていました。

 

街の内科医さんは、どこもこんな感じなんだろうなぁ。ご苦労様です。

 

そのやり取りが、聞こえたのか母が心配そうに聞いてきました。

「私は予約してたのかしら?」

「大丈夫だよ、お母さん。先週予約取ってあったからね」

「よかった。ありがとう」

 

そうですよね~。大丈夫だと思っていても、こんなに予約無しの人が来たら、

自分はどうなのか心配になりますよね。

 

それにしても、この雨の中傘をさして、やっと来られただろうに、

受けられないのは辛いですよね。

明日のお天気が良ければ、「気候も良いし、明日又お出かけの用事が出来て良かったじゃないですか」って言ってあげたいとこですが・・・台風近づいてるし・・・

どうかお気を付けて、無理なさらないで下さいよ。

 

 A市は、65歳以上は、1500円でした。

自治体に寄っては、無料のところもあるのに…と思いますが、

その反面、若い息子達世代にツケが回るなら、

たくさん年金の貰えている世代の母達は、

払えるものは払ったら良いよねとも思います。

 

でもまぁ、高齢者が生きていくって、つくづく大変だなぁと思います。

世の中の動きは早く、私達でもどうにかついていってる状態ですもの。

(本当についていけてるか自信はないですけどね。それなりにですかねぇ⁉)

 

調べてみると、母が今の私ぐらいの時、1990年の平均寿命は、男性76歳、女性82歳で、

去年2019年は男性81歳、女性87歳です。

数字だけ見ると、意外と5歳の差⁉と思われるかもしれませんが、

父も母も80歳を過ぎた頃に、老いのスピードが加速したような気がします。

私はいわゆる健康寿命は、80歳が限界だと思っています。

 

友人のJJがよく言います。

「母達の年代は、今の私達の歳の頃、こんなに長生きしている年寄りが周りにそんなにいなかったでしょ。

だから自分がこんなに歳を取って

生きていると思ってなかったみたい。

モデルケースが乏しいから、

自分がどうやって老いていけば良いのか、戸惑うことが多いと思うよ」と。

 

確かにですね。私達だって、まだまだ高齢期が長くなっている状況ですから、

心してないといけませんね~。

 

でも、私にはステキなモデルケースが目の前にいます。

 

「私ね。先生の前では、失礼だからマスク外そうとしたんだけど、

 先生が『どうぞそのままで』って言って下さったの。

 優しくて、ホントに良い先生だわー」

 

 と、まだお昼前だというのに、海老カツベーグルを食べている母が。