with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

魔法の言葉

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先日、読まして頂いたブログがあります。

munchkinsさんの👇【The magic word】です。

www.munchkins.xyz


英語では”Please"だとおっしゃっています。


では日本語では【魔法の言葉】は何でしょうか?

私はかねてから”ありがとう”だと思っています。

ありがとうをテーマにしたものはいつか書きたいと思っていました。

munchkinsさんにキッカケを頂いたので、今日はこのお話を書きます。



まずはこの話から。

10年程前、介護施設の新人研修会の話です。

その研修会の講師の方は少し癖のある方で、
私には「何故この人?」な感じでした。

その方が受講生聞きました。
「1日10回以上は、『ありがとう』と言いましょう!
 毎日10回以上『ありがとう』と言ってる人は手を上げて!」

受講者は20人ほどいましたが、手を挙げたのは私一人でした。
多分皆さん謙遜されてだと思います。

「じゃあ、1Shoさんは、1日何回ぐらい『ありがとう』っていってるの?」

(ー_ー)!!なんかイヤな感じでした。

「外出した日は…多分30回以上は言ってると思います」

「へぇ~じゃぁ今日1Shoさんに『ありがとう』と言ってもらった人は手を上げて!」

(-_-メ)ホントに感じ悪いでしょ!

けれど、なんと私が思っていた以上に
10人以上の受講生の方が手を上げてくれたのです。

その上隣に座っていた新卒の青年が、
「僕は1SHOさんに今朝だけで、2回以上『ありがとう』言ってもらっています」と言ってくれました。

(いい子でしょ( ^)o(^ ) おばさんは⁉君のこと一生忘れませんよ)

「何故、そんなに『ありがとう』言うの?」

又(ー_ー)!!講師君が聞きます。

「口癖のようなものなので、何故と言われても困りますが・・・、
 例えば、彼(新卒の青年)と仲良くなりたいと感じたら、
 何かしてくれたら、『すみません』より、笑顔で『ありがとう』なのかと思います」
と答えました。


わかって頂けますか?この感じ。


エレベーターのドアを開けて待ってて、
来られた方に、笑顔で「ありがとう」と言って頂いたら嬉しいですものね。

「すみません」は笑顔では発しにくい言葉じゃありませんか?


私がもし結婚相談所のおばさんだったら、
会員の方に(特に男性には)
「相手とお食事に行ったら、お相手の方にはもちろん、
 お店の人のサービスに対しても、
 笑顔で『ありがとう』と言いましょう。
 お店を出る時は、『美味しかったです。ありがとう』って
 必ず言いましょう」とアドバイスします。

少なからず相手はあなたに好感を持つはずです。

私が相手の親御さんだったら、
「良いご家庭で育ったんだなぁ」と思います。

それだけ笑顔の『ありがとう』には魔法の力があるのです。

『ありがとう』を自然に言える事は素晴らしいことだと思います。


私の母も、私に対していつも『ありがとう』と言ってくれます。

「来てくれて、ありがとう」
「気にかけてくれて、ありがとう」
「旦那様にも,ありがとうって言っておいてね」
と。

ただ・・・母も口癖に近いので(^^;)

実は、私達姉妹に母の様子が分かるように
母の1番座る場所におはなしカメラを置いているのですが
そこから『ありがとう』と言っている母の姿を見ると、
新聞を読みながらだったり、TVを観ながらだったりと、
あまりその『ありがとう』に重みを感じませんが(-"-)
まぁ感謝してくれているのは知っているので、
良しとしています。


笑顔の『ありがとう』はまぎれもなく
魔法の言葉なのです。


参考までに、母の家に置いているのは👇このカメラです。
母の家に行けない日も様子がわかるので(話も出来ます)
私は助かっています。