with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

『逃げるは恥だが役に立つ』ゆりちゃんの言葉①

前回のブログで👇こう書きました。

先日、お若い方のブログに、60代の上司が

「会議でちょいちょい炭治郎の決めセリフなどを入れてくる😣」と、

書いてらっしゃいましたが、

どうか優しく見守って頂けないでしょうか⁈

(^^ゞ私達60代も流行りにはまだまだ付いて行きたいお年頃です。

よろしくお願いします<(_ _)>

と。こう書いてから、思い出した言葉がありました。



2016年に流行った、逃げるは恥だが役に立つのこんな場面です。

主人公森山みくり(新垣結衣さん)の伯母土屋百合石田ゆり子さん)と、
百合に好意を寄せる風見涼太(大谷亮平さん)を好きな女子との会話です。

アラフィスの百合が17歳も年下の風見と付き合うなんて・・・と、
女子百合に言いに来ます。

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アンチエイジングにお金を出す女はいるけど、
 老いをすすんで買う女はいない」

「あなたはずいぶんと 自分の若さに価値を見出しているのね」

「お姉さんの半分の歳なので」

ここで百合はため息のように肩を落とし言います。

「私がむなしいと感じるとすれば、
 あなたと同じように感じている女性が、この国にはたくさんいるということ」

「今あなたが価値がないと切り捨てたものは、
 この先あなたが向かって行く未来でもあるのよ」

「自分がバカにしていたものに自分がなる。
 それって辛いんじゃないかな」


「私達の周りには、たくさんの呪いがあるの。
 あなたが感じているのも、その一つ」

「自分に呪いをかけないで。
 そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」



私の年頃はこの言葉の、丁度中間地点にいるような気がします。

自分が60代にどうなっているかなんて、20代の頃には全く考えませんでした。
前回ブログの青年君やこの女子と同じ考えであったと思います。

そして、歳をとるたびに百合の言う”呪い”が
呪い”でしかないことを体験しました。

そして、そこから逃げたはずなのに、
今は92歳の母に、老い故とわかってはいるのに、
「いいかげんにしてよ」と言い続けている私がいます。

又別の”呪い”にかかっているのです。

本当にダメですね。
ちっとも成長していません。

でも、ひょっとしたら70代80代と歳を重ねたら、
自分の事で精一杯になって、この”呪い”から解放されるのかも知れません。

そのための物忘れなら幸せなのだと思います。

それまでは、きっとダメな私だと思いますが、
【素敵に歳を重ねる】ためにも、
この百合ちゃんの言葉は心に留めておきたいと思います。

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