with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

💝CHANELの箱💅

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息子夫婦からのプレゼントです。


母の日に、息子夫婦が母(彼らにとっては祖母)に送ってくれたCHANELの化粧品です。

 

 

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母はとても喜び、直ぐに息子達にLINEで動画メッセージを送りました。

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息子夫婦への動画を映しています。

   😃「K君、Mちゃん、今日はありがとう。

    まぁ私はこんなシャネルの箱なんて持ってないわ。ありがとう。

    お洒落をしてますます元気で過ごしますね。あなた達もどうぞ元気でね」

と、(๑>◡<๑)化粧品より箱を喜んでいました。

 

化粧品は、シルバーのアイシャドウとネイルです。

  92歳にアイシャドウって…(◎_◎;)

 

ですが、母はアイシャドウの容器を開け、ブラシを組み立て、興味津々です。

試しに母の目尻にちょっとつけてあげると、ほんのりキラキラ🤩で、

光の当たり具合で素敵です。

 

母は鏡を覗きながら、🤩「あら❣️良いじゃない❣️』と、満更でもありません。

  母が要らなければ貰おうと、狙っていたのですが断念致します<(_ _)>

 

 

 

そうですよね(*^-^*)

私自身も歳を重ねて、顔がシワシワになっても

目尻や瞼をキラキラ🤩させていたいと思います。

いくつになっても、お嫁ちゃんに教えてもらって、その歳の最高のメイクをして、

お洒落な女性でいたいと思います。

 

 そんな私の憧れはVOGUE JAPAN  で知ったこの👇彼女のような女性です。

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母と同じ92歳のインスタグラマーです。

―92歳のファッションアイコン、バディ・ウィンクル。

彼女の言葉です。

  「年齢はただの数字。毎日忙しくしていれば歳なんか感じないわ」

  「人生一度きり。明日何が起こるか分からないわ。

   だから夢を見続けなさい。自分らしく、ユニークに!」

 

いくつになっても自由に自分の好きなスタイルで生きている人は素敵です。

 

 

 

そして、アイシャドウはされる方は少ないと思いますが、、

ネイルは高齢者施設で若いヘルパーさんに塗ってもらって、

嬉しそうな女性をよく見かけます。

女性は幾つになっても、ネイルを塗るだけで気分が上がるのです。

 

確か母も5年前ぐらいまでは、透明なネイルを自分で塗っていました。

今日貰ったネイルはいつか塗って、母とお出かけしようと思います。

 

 

お嫁ちゃんはヘアメイクさんで、母の日や誕生日には

化粧品をよく贈ってくれます。

彼女は、高齢者やお顔に傷のある方のメイクのお勉強もしていましたから、

彼女にとっては92歳のアイシャドウは、当たり前なのかも知れません。

 

この先、母や私が素敵に歳を重ねていくための応援団でいてくれると思います。

 

母は「Mちゃんは何が好きかしらねぇ🙄何か送ろうか?」と言っています。

来月彼女のお誕生日なので、二人で何か贈ろうと思います。

 

前回も書きましたが、もちろんお手紙だけで十分嬉しいのですが、

プレゼントの中身ではなく、贈る人の贈られる人を思ってプレゼントを探す、

その時間は、その人に想いを寄せる大切な一時で、私はそれが尊いと思います。

息子やお嫁ちゃんにも、これから先もそう思って欲しいと思います。

 

 

 母はこの息子夫婦の母を想う気持ちの詰まった、

CHANELの箱を、一日で一番目にするテレビ台の上に置き

🤗「しばらく眺めて楽しむわね」と嬉しそうにしていました。

 

💝2021年母の日🍀

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2021年5月9日

 

今日は5月の第2日曜日。母の日です。

 

朝姉からLINEで『「母の日」って言葉入れて送信してごらん』って言ってきたので、

早速入れてみると、👇画面がピンク色に変わりました。

 

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 スクリーンショットを取るために何度も「母の日」を入れました(^▽^;)

 

続いて、フィリピン駐在している息子から、LINEが来ました。

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息子は母の誕生日や敬老の日には、必ず連絡をくれます。

おばあちゃんのハート💘を掴むのが上手です。

 

 

私と姉は、既に母に母の日のプレゼントは贈っていました。

先週姉が芦屋に来ていた時に行った神戸BALの中にある、

『ニコライバーグマン』のブリザードフラワーBOXを贈りました。

 

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明るいピンクの物を贈りました。

 

向かって左側の赤いBOXは、息子達夫婦が母の米寿のお祝いに贈ってくれたものです。

テレビの台の上に置いていつも母は眺めていましたので、

それと対になるように、今回は明るい色のピンクのBOXを贈りました。

 

母は😊「一番よく見るところだから綺麗で嬉しいわぁ」と、とても喜んでくれました。

 

 

今日は、明日芦屋市の福祉センターで借りていた車椅子の返却の日なので、

最後にと、母を車椅子に乗せて、お散歩ランチに出かけました。

 

まず、JR芦屋駅南側ある宮塚公園に行きました。

ここは4,5年前に整備されて、トイレも新しく多目的トイレもあるので、

ゆっくりするには良いと思いましたが、日曜日という事もあり、

家族連れで賑わっていて、落ち着いてお弁当を広げにくく、

しばらく持って行ったコーヒーを飲みながら、子供たちが足りまわる姿を眺めた後、

もう少し静かな公園を探すことにしました。

 

しばらく公園を探してウロウロして、小さな公園を見つけてお昼にしました。

 

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お惣菜と、母の卵焼きのお弁当です。

私達が食べだすと、隣のベンチに4人の若いご家族がやってきて、

サンドイッチを食べたり、小さな姉弟が母の前にあった鉄棒に

なんとかぶら下がろうとしたりと、その可愛い姿を見ながら、

母と私は楽しい一時を過ごしました。

 

帰り道、母に

「もう介護保険で車椅子も借りない?

 車椅子があれば今日のように、少し遠くまでお散歩できるでしょ」と言うと、 

少し前までは「まだ先で良い」と言っていましたが、今日は、

😷「・・・そうねぇ。そうしましょうか。

  ・・・私が車椅子にお世話になるなんてねぇ・・・」と言いました。

 

私は以前にも書きましたが、少し遠くまで行くなら私が押しますし、

途中母が車椅子を押して歩くのも良いと思います。疲れたら座れば良いのですから。

そして、近場は今まで通りシルバーカーを押して歩けば良いのです。

介護保険で、月に500円ほどでそれができますので、

この先通院することもあるでしょうから、今のうちに借りて置こうと思います。

明日にでもケアマネさんに相談しようと思っています。

 

母の家で夕食の用意をし、家に帰ると息子夫婦から母の日のプレゼントが

届いていました。

 

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母のには何が入っているのでしょうか?

 

東京にいるお嫁ちゃんからです。彼女はヘアメイクの仕事をしていますので、

毎年トレンドな化粧品をセレクトして贈ってくれます。

 

今年は、母の分も贈ってくれました。

92歳の母にシャネルの化粧品とは・・・(∩´∀`)∩何を贈ってくれたのか楽しみです。

早く母に渡したいと思います。

 

もちろん❣シャネルの化粧品はとても嬉しいのですが、

何より、二人は毎回カードに感謝の気持ちを書いて贈ってくれます。

今年は、コロナ禍で帰国できない息子のはありませんが、(👆LINEの言葉で十分です)
お嫁ちゃん優しい言葉の書かれたカードは何よりの贈り物です。 

 

2021年の母の日。母も私もとても幸せな1日でした。

 

 

 

 

www.nicolaibergmann.com

 

www.bal-bldg.com

 

2021年ゴールデンウィーク

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今日は5月5日。ゴールデンウィーク最終日ですね。

 

緊急事態宣言下の兵庫県は、大型ショッピングモールや映画館は閉まっていましたが、

三宮や元町商店街、中華街などは営業していて、

多分近隣の人達がそれなりに外出していたようです。

 

 

我が家の今年のゴールデンウイークは、5月1日に母と姉、私達夫婦4人で車で、

京都の西本願寺へお参りに行きました。

 

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浄土真宗 西本願寺

実家、姉と私の嫁ぎ先も浄土真宗本願寺西本願寺)派です。

父と、姉と私の義父母全員、こちらで永代供養をお願いしています。

 

宮崎のお墓参りはもちろん、毎年恒例にしていた西本願寺でのお参りも、

去年は出来ませんでしたので、姉が来ていることもあり行くことにしました。

 

 

西本願寺は朝11時半からと、3時からの2回、

総永代経法要という読経が毎日催され、そのお勤めに参加します。

昼からの方が少ないだろうと、3時の回に伺いました。

 

驚きました。平時なら観光客で溢れている境内は、数えるほどの人しかいません。

3時からのお勤めも、いつもは列をなして本堂へ向かうのに、

私達4人と初老の男性お一人でした。

 

母は芦屋市から借りた車椅子で、本堂まで入れて頂き、

読経の間のお焼香は、母の前までお坊様が運んでくださいました。

 

 

いつもなら、見学の方が溢れている本堂に私達とお坊様達しかいませんでした。

途中雷が鳴ったこともあり、そこに響く読経とカンカンと鳴る鉦の音で、

本堂の中は、いつも以上に厳かな別世界のような雰囲気でした。

 

 

無事にお参りを済ませた帰り、道も空いていましたので、

平安神宮横の私の大好きな鬼の器を売っているお店に行きました。

 

 

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平安神宮も人はまばらです。

 

お店のショーウィンドウには、鬼のタペストリーが飾られていましたが、

これは非売品でした(T_T)今回は鬼の箸置き3個を買いました。

 

母には、姉と私から干支の入ったお箸をプレゼントしました。

 

 

こうして私達のゴールデンウィークのイベントも終わり、

母の家を母が動きやすいように整理整頓してくれて、

姉は一昨日東京へ帰っていきました。

 

 

姉が帰るのを母に、「寂しい?」と聞くと、

母「そうね~やっぱり寂しいわね…」

私「でも、ちょっとホッとしているんじゃない⁈」

姉「孫が遊びに来たおばあちゃんのセリフだね。

 『来てくれると嬉しいけど、ずっと居るとイヤになる』っていうやつだね」

 

  母 😅「・・・」

😈😈娘の本当の姿は…

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姉3歳 私1歳です。

前回のブログの最後にこう書きました。

明日からワクチン接種済姉が東京から来て、
 GW中1週間ほど母の家で片付けをしてくれる予定です。
 母も😊「明日から楽しみねぇ」と、姉が来るのを楽しみにしています。

 (^_-)ふふふふ。姉も私に負けず劣らず😈残酷娘なんですけどねぇ。
 それでもやっぱり娘は頼りになるでしょう❣お母さん❣


という事で、一昨日姉と母の家の和室を片付けました。

母はリハビリデーサービスを休むと言いましたが、
母がいるとなかなか片付けが進まないので、😈😈姉と2人で出かけるよう促しました。


この和室には、和ダンスと以前父が経営していたお店の業務用の大きな本棚があります。

なんとか本棚だけでも破棄できれば、2人はこの部屋に泊まれると片付け始めました。

捨てる本や雑誌は、マンションに置き場があるので、
150冊ほどすぐに捨てる事ができました。

その後、本棚の上に置いてあったガラスケース2個に入っている人形を
どうしようか2人で考えましたが、私達が幼い頃の物や、
私達や孫達の旅行のお土産品で、私達にとっても思い出深く、
埃を丁寧に拭いて、このケース2個は和ダンス上に移動しました。

本棚の残りは、母の愛読書とアルバムと家計簿になりましたが、
この家計簿の数がとても多く、母は家計簿を日記のように使っていたようで、
備考欄にその日の出来事が書いてあります。
これらはこの先母の回想のキッカケにもなりましょうから
捨てない方が良いということになりました。
ですが、これらを捨てずに移動しようと思うと、
他の部屋に移動せざる負えなくなり、そうなるとその部屋の片づけも
おのずとせざる負えなくなり…"(-""-)""(-""-)"本棚を破棄することを断念しました。

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1995年~2020年の家計簿です。

並べてみますと、26年間分ありました。

家計簿は26年分ですが、母は今も携帯している赤い手帳をこれもずっと残しています。

私は「こんなところを見習わなくちゃねぇ(^▽^;)」といつも思うのですが…

このブログを少しづつでも続けてそうなれればと、今は思っています( ..)φメモメモ


母が帰宅後、本棚の横に積み上げられた、衣装ケースの中の整理をしました。
私達😈😈娘達がパワーアップし👿👿次々とゴミ袋へ入れられていきます。

横で母は😞「私が一人で快適に暮らしているからいいじゃない・・・」と小さくぼやいていました。

ですが、これを見つけて母も気分が良くなったようです。

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長年行方不明だったお雛様です。


姉が生まれた時に、両親が買ったそうなので、60+数年以上経っていますが、
ご覧のようにとても美しいままです。

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男雛と女雛以外は何度かの引っ越し時に処分したようですが、
これらだけはずっと大事に持っていたようです。

母は前から今の家の🙄「どこかにある」とは言っていましたが、
どこにしまったのかは思い出せずにいました。
ですから、これが見つかってとても嬉しそうです。

来年からは、私達のためではなく、母が長生きできるように、
お雛様の時期に飾ろうと思います。


なんとか衣装ケースも破棄できるようになり、和室が片付きました。

そして、母の衣裳部屋⁉のロッカーに姉が作って来てくれたテプラを貼り、
その日のミッションを終えました。

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必要な小物を開けやすいロッカーにまとめました。



古いお雛様の写真の母は、まさか一昨日のような😈😈娘たちに育つとは
思っていなかったでしょうねぇ。

でもね、私が言うのもなんですが・・・(^▽^;)
男子一人しか子供のいない姉と私にとって、母は本当に羨ましいのです。

ちょっと言いすぎでしょうが(^▽^;)

😈😈娘の本当の姿は…👼👼なのです。

自画自賛×2名のブログです。悪しからずご容赦ください<(_ _)><(_ _)>

2021年 晩春の空の下

兵庫県は緊急事態宣言2日目。

いつもは母とお散歩がてら買い物するのですが、
今日は人出の様子も見たかったので、私一人で買い物に出かけました。

母の住む芦屋は、午前中に買い物を済ませようと考える人で、
芦屋大丸やコープ神戸の食料品売り場は、大勢の買い物客が訪れていました。

以前のように、トイレットペーパーやマスクの買い溜めは見られませんが、
やはりいつもよりは、洗濯や台所備品を少し多く買っている人達が見られました。

クリーニング➡母のズボンのすそ直しをリホーム店➡大丸➡成城石井➡コープと、
1時間ほどで回り母の家へ戻りました。


その後、母と巻き寿司とから揚げ、サンドイッチを持ってお散歩ランチに出かけました。

去年の秋に母と行った公園まで450mの道のりを歩きました。


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明らかに去年の秋より歩くスピードが遅くなっています。
通りのお店を見ながらでしたが、私の足で5~6分の距離を20分かかって歩きました。



なんとか無事に公園にたどり着きました。小さな公園で、私達2人の貸し切りです。
消毒をして、使い捨て手袋をして、感染対策ばっちり(^_-)-☆でお昼を食べました。

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少し風がありましたが、絶好のお外ランチ日和です。


公園で30分程過ごして、家に向かって歩き出しました。

母は5分もたたないうちに😷「ちょっと休憩しましょう」と言います。

(+_+)「まだ5分も歩いてないよ!もうちょっと頑張ってよ!」

😷「そーお…足も痛いけど、シルバーカー押してる腕も痛いのよ…
  あなたも私の歳になったら『あーお母さんも同じような事言ってたなぁ』って
  思い出すわよ…」

(;一_一)確かに。きっとそう思い出すでしょう。

そんな会話をしている時、開店したてのパン屋さんを見つけ、
たった今焼きあがった角食を買う事ができて、
2人で「お家に帰って半分こしようね。ちょっと食べようか( ^)o(^ )」なんて話しながら、
その後は母も足や腕の痛さを少し忘れていたようで、スムーズに家に帰り着きました。


3時過ぎ、主人が迎えに来てくれて、👇ここへ向かいました。

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ここで母用に車椅子を借ります。
以前も旅行に行く時に何度か借りたことがあります。

芦屋市民であれば、いつでも2週間借りる事ができます。

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ハンドルと足置き部分が折れるようになっています。

実は明日から、東京の姉が来てくれます。
姉は病院のクラークで、3週間ほど前に既にワクチン接種が終わっています。
接種後少し腕が腫れたようですが、特に異常はなく無事2回の接種を終えたようです。

GW中1週間ほど母の家で片付けをしてくれる予定です。
今日のようなお天気の良い日は、母と姉が少し遠くまでお散歩できればと借りました。

母も😊「明日から楽しみねぇ」と、姉が来るのを楽しみにしています。

(^_-)ふふふふ。姉も私に負けず劣らず😈残酷娘なんですけどねぇ。
それでもやっぱり娘は頼りになるでしょう❣お母さん❣



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大人のぬり絵

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昔孫達が使っていた色鉛筆です。

 

最近の母はよく大人のぬり絵をしています。

 

 

 書店には、認知症予防として沢山の大人のぬり絵が並んでいます。

 

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”かわいい”の原点。内藤ルネさんのぬりえもあります。

 

傾聴ボランティアに伺う有料老人ホームや、老健(介護老人健康施設)では、

ぬり絵を楽しまれていらっしゃる方を時々お見かけします。

ですが、認知症の方のグループホーム🏠では、あまり見かけられません。

 

認知症がすすむと、枠からはみ出さないように色を塗るという動作は

難しくなるようで、(私達は普段それを当たり前のようにしていますが)

脳にとってそれは、とても高度で複雑な伝達作業のようです。

 

 

大半の女性の方は、四季の花々のぬり絵がお好きですが、

母はそれは 🙁「花のは単調で面白くないわ」と言います。

 

まんだらぬり絵の方が面白いと言います。

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🙄「色が重ならないように、尚且つ美しく!」を心がけているそうです。

 

確かに母は散歩をしていても、あまり花に興味を示しません。昔からそうでした(・_・)

 ですのでそんな母に育てられた私は、私が花の名前をあまり知らないのは、

母譲りだとずっと思ってきました。

 

母は幼い頃から、勉強が好きで成績も優秀て、数学教師を目指していた女性です。

 "(-""-)"「なるほどね」と、私はちょっと納得しています。

施設でも、マンダラぬり絵はどちらかと言えば、男性の利用者さんが好みます。

母の脳は、花をめでる事よりも、思考をめぐらす方が好きな脳なのだと思います。

 

 

 

母の家には、こんな塗り絵もあります。

 

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スペイン、マドリッドの『ソフィア王妃芸術センター』で買いました。

 

2017年に主人と行ったスペイン旅行の、母へのお土産のぬり絵です。

(T_T)母にはまだ1枚も塗ってもらえていませんが、

このぬり絵は、別のところでとても役に立ちました。

 

2017年当時私は週に1回、近所のサービス付き高齢者向け住宅の掃除や、

その施設の一角でカフェを運営していた、

就労支援サービスグループのボランティアをしていました。

 

私は、そこに住まわれている高齢の入居者さんと、

支援グループの若者を繋ぐような役割をしていました。

 

そこでは、お茶を飲みながら、ぬり絵や折り紙遊びなどをよくしました。

 

私がそのボランティアを始めて少し経った頃、

Hさんと言う🙍‍♂️一人の青年がグループに入って来ました。

しばらく、彼は無表情でほとんど私語を発することもなく、

なかなか彼と入居者さん達が話す機会はありませんでした。

 

ところが、私が👆このスペインのぬり絵を持った行った日、

Hさんは、そこがスペイン、マドリッドの街並だとすぐわかり、

描かれている『ゲルニカ』がどのようにピカソによって描かれたかの史実や、

他のページの、スペインの建造物の話などをして、皆を驚かせました。

 

彼は世界史が得意だったようで、そこから海外によく行かれていた入居者男性と

よく話をするようになりました。

 

又、とても複雑でなかなか折れないバラの折り紙を、

Hさんはとても上手に折り、そのバラ欲しさに集まる女性入居者さん達から

👩‍🦳🧓👳‍♀️「折り紙の先生」と呼ばれ、引っ張りだこの人気者になりました。

その頃から、彼の顔にも笑顔が見られるようになりました。

 

 

 彼は1年ほど、この支援グループで活動した後、

私立の男子校の社会の非常勤講師になり、グループから巣立って行きました。

 

何故あんなに優秀なHさんが、それまで社会になじめず苦しんでいたのか、

詳しいことは分かりませんが、あの就労支援プログラムで

入居者さん達と触れ合う事で、人に尊敬され喜ばれることで、

生きていく活力を取り戻したんだと思います。

 

 

今日は、母の日課ぬり絵から、Hさんの事を思い出しました。

あれから4年が過ぎました。彼が人の心の痛みの分かる

素敵な教師になってくれていると良いなぁと思った1日でした。

 

 

 

名簿作りと一人暮らしの高齢者

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我が家の小さな花壇のジャスミンが咲き始めました。

 

前回の投稿から、早一週間経ってしまいました(^▽^;)

 

その間何をしていたかというと、傾聴ボランティアの名簿作りに手間取っていました。

 

ボランティア自体はお休みなのですが、毎年ボランティア母体であるコープ神戸に

登録のために名簿を作成して、提出しなければなりません。

 

😒「そんな事、簡単なのでは⁉」と、お思いでしょうが、

本来なら対面でできる事も、電話でとなると本当に大変です。

 私達は80代70代のメンバーが多いので、それをまとめるのは時間がかかるのです。

 

皆さんスマホはお持ちなのですが、初期設定等ほぼ子供さんがされていて、

ご自分のメールアドレスをご存知なかったりします(^_^;)

 

教えて頂けても、何故かメールが送れず(?_?)

よく観るとアンダーバーだったり、ご本人がご存知ないことも多々あります(◎_◎;)

 

その上、もっと楽に連絡ができるように、

今回はLINEグループを作ろうと思ったのですが…これまた難関(◎_◎;)

 

対面なら、バーコードを読んで私が皆さんのスマホを操作すれば良いのですが、

それはかないません。

携帯番号でなんとかと思うのですが、ご家族が電話番号では検索出来ないように

設定されている方も多く、最悪お嬢さんとのやりとりになることもありました。

 

「LINEグループは辞めておけば良かった…( ..)φ」と少し後悔しましたが、

時間はかかりましたが、なんとか11人中9人のメンバーの

ライングループが出来上がりました\(^o^)/

 

出来たグループトークで、道端の花の写真や気になった事を書き込んで

気軽に交流されるのを観ると、頑張って良かったと思います。

 

もうお一人暮らしの方も数名いらっしゃいますので、

人と繋がっていることの実感はとても大切だと思います。

 

 

長いコロナ禍の中、最近以前ボランティアで知り合った方から、

時々お電話が掛かって来ます。

 

取り立ててご用事があるわけではないようですが、

彼女も70代後半のお一人暮らしの方で、おしゃべり相手が欲しいのでしょう。

 

会話の時々に、👩‍🦳「今大丈夫なの?」「もう切った方が良いかしら?」と、

何度も尋ねられます。

 

本当は晩御飯の片付けもしたいし、ブログも読みたかったりするときもあるのですが、

電話の向こうでお一人でお寂しい思いをされていて、

ほんのちょっとの知り合いでしかない私を頼って下さっているかと思うと、

こちらから切る事などできません。

 

旦那様にコーヒー☕を淹れてもらって、どっぷりと彼女との会話に浸ります。

 

長い時は、1時間近く話す時もありますが、

👩‍🦳「あなたと話すと、なんだか元気になるわ」と言って頂くと、

こちらが有り難くなります。

 

母はと言えば、今月やっと始まったシルバー人材センターの講座が、

今週からお休みになりました。楽しく受けさせて頂いたのに残念です。

 

又私と2人のぼちぼち毎日が始まっています。

 

大阪、兵庫や京都は、近日中に緊急事態宣言もされそうで、

今よりもっと高齢者には、窮屈な寂しい時間が続きそうです。

今はただ、母達高齢者のワクチン接種が早く始まることを願うばかりです。

 

 

 

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今日は冷凍庫・冷蔵庫の在庫メニューです。

2日分です。サバの梅煮、カツオのたたき、ポテトサラダ、

牛肉のオイスターソース炒め、平天、ほうれん草のお浸しです。

 

冷凍庫の備蓄品の保存期間が長くなってきたので、

鯖の切り身、カツオのたたき、牛肉、平天を使い一掃しました。

新玉ねぎがあったので、カツオの薬味と新じゃがのポテトサラダに使いました。