with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

あなたのお母さんはどんな人ですか?

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あなたは、

「あなたのお母さんはどんな人ですか?」

と聞かれたら何と答えますか?

 

私は「私の母は自己管理能力の高い、面白い人です」と、答えます。

「なんで?」と思われたら、

カテゴリー【母の一言】の中の記事を読んで下さいね。

納得して頂けると思います(*^^*)

 

 

昨日、母が何故か(?_?)【孫の祖父母虐待】記事の話しから、

自分も女学校時代に、近所の友達にいじめられていた話しを始めました。

 

「それをお母さんに話したらどうしたと思う(*‘∀‘)」

 

「その子を家に呼んでらっしゃいと言われて、連れて帰ると、

 食卓いっぱいのご馳走を並べて、彼女に大御馳走したのよ」

 

それ以来、母はいじめられることはなかったそうです。

 

母は祖母の事を「豪傑な人」と言います。

 

祖母は宮崎で、彼女の実家の大きな旅館を一人で切り盛りしていました。

ですので、母達7人兄弟は女中さん達に育てられたようです。

(祖父は、鐵工所で働いていたそうです)

 

 巨漢だったようで、

「〇〇ちゃんのお母さんが来ると、廊下がミシミシ言う」と、

同級生から、からかわれて嫌だったそうです。

 

けれど、祖母は学校の先生方も良く旅館に招いてはご馳走していたので、

母達兄弟は、先生方には可愛がられたそうです(;'∀')

 

勉強にとても熱心で、勉強のよくできた母は

試験の前になると、徹夜で勉強してたそうですが、

隣の部屋に寝ていた祖母は時々、「〇〇子、勉強してるか?」

声をかけて、母が寝ないように見張っていたそうです。

 

私が物心ついた時には、もう祖母は他界していたので、

会ったことはありませんが、

普段は我関せずの母の、いざとなると相手に立ち向かう強い性格の

DNAのルーツは祖母にあると思われます。

 

 

では、私の息子が「あなたのお母さんはどんな人ですか?」

と聞かれたら、私をどんな母親だと答えるのでしょうか。

 

 彼が大学4回生の時のブログに「相変わらず冷たいおかん」

書いているのを見たことがあります。

 

 

それは、就職が決まり、学校に行く用事が減ったので、

実家に戻って来ることになった時の話です。

 

息子からこんな電話がかかってきました。

「引越し業者と話の行き違いで、家賃1か月分多く払うことになったので、

その分を貸して欲しい」と。

 

断りました。

家賃以外はすべて自分で賄うので、京都で一人暮らしをさせて欲しいと、

切望して始めた暮らしです。

「話しの行き違いなら、自分で交渉しなさい」と。

 

結局、交渉は成功したようですが、

その時のブログのくだりが、

「相変わらず冷たいおかん」でした

 

その言葉に、私はほくそ笑みました。

 それこそが私の思い描いていた、男子育ての最高級の褒め言葉だったのです。

 

一人っ子ですから、可愛いですよ。

世の中で一番大切な存在です。

その思いはいつまでも変わりません。

だからこそ、私は成人した息子の人生に関わってはいけないと思っています。

 

【ライバルあらわる】の回でも書いたように、

手を繋いでスキップをするようにやって来た、

息子とお嫁ちゃんに、それ以上望む事は何もありません。

二人共白髪になるまで、仲良く生きてくれればと思うだけです。

 

 

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息子とお嫁ちゃん未来予想図


 

もう息子が私に頼るような歳でもありませんから、 

「相変わらず冷たいおかん」とは言ってくれないでしょうから、

将来何と言ってくれるか楽しみです。

 

願わくば、「まぁまぁ、好きに生きてる人」

って言って頂けたら嬉しいですね。

 

 

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