最近ベトナム人の犯罪を
TVニュースや紙面で見聞きすることが何度かありました。
コロナの影響が少なからずあるようです。
製造業や飲食・宿泊業などで働く人が多く、
それらの職場が生産縮小や休業を余儀なくされ、
生活に困っての事でしょうか。
そんな報道を目にするたびに、
私の夫がつぶやきます。
「ケイスケ、どうしてるかなぁ…」と。
ケイスケ君とは、2018年に姉と私達夫婦3人で訪れたベトナム、ダナンの
プルマン・ダナン・ビーチリゾートで出会った青年の事です。
プルマンは全てにおいて素敵なホテルでした。
海沿いに位置しロケーションも最高で、
スタッフが皆フレンドリーで気持ちよく滞在できました。
特に、朝食のブッフェの、
4泊でも食べつくせないメニューの豊富さに、
私は朝からテンションアゲアゲでした。
私の大好きなバインミーの具材も豊富で、
日替わりでカスタマイズするのがとても楽しかったです。
ケイスケ君はそこで働いていた、厨房のスタッフでした。
主人ととても仲良くなり、(お互い英語は???)でしたが、
毎朝、とても楽しそうでした。
当時プルマンには日本の料理長がいて、
ケイスケ君は彼について料理の勉強をしていたようです。
いつか日本へも行ってみたいと言ってくれていました。
ですので、日本語にも興味があり、
日本人のお客様に積極的に話しかけていました。
『ケイスケ』は、店で使うニックネームのようで、
自分でつけたようです。
私は、『桑田佳祐』から名付けた思って彼に聞きましたが、
彼は桑田さんの事は知らないとの事。
「Keisuke Kuwata is the most famous singer in Japan.
日本で、ケイスケと言えば、『桑田佳祐』なんだよ。
(あ!サッカーの好きな方には、本田圭佑さんでしょうか)
是非You Tubeで調べて欲しい。
君はとても良い名前をチョイスしているよ」と伝えました。
(この辺は、いい加減な英語で(*^^)v)
帰国日の朝、彼と主人は「又いつか再会を」と、
ガッチリ拍手して別れました。
この先彼に会えるかどうか分かりませんが、
主人にとって忘れられないベトナムの思い出になりました。。
主人にとって【ケイスケ君=ベトナム人=忘れられない人】なのです。
コロナ禍で職を失くして困っているベトナムの方達をはじめ、
日本で働いている外国の方々に、
必要な支援が届く仕組みが
早くできる事を主人と共に願っています。
あなたには、たった1日、数日しか会わなかったのに、
生涯忘れられない人がいますか?