with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

救命医師

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今日は久々お待ちかね❓ご好評いただいている、
カテゴリー「母の一言」の新作をお届けします。


それは、昨日の救命の話から、思い出した忘れかけていた一言です。

それは何年前だったでしょうか?
父がまだリタイヤしてすぐの頃だったと思いますので、
父は85歳ぐらい、母は、79歳ぐらいでした。

父母姉私の4人で、両親の故郷である宮崎に遊びに行った時の事です。

宮崎には、父の生家の古い家があり、子供たちが小さい頃、
夏はそこで1か月ほど過ごしたものでした。
ですので、タオルケットぐらいは置いてありましたが、
その時は、もう少し寒くなってきていたのでしょう、
近くの温泉付きホテルに宿泊していました。

4人部屋で、私達女性がテレビを独占していたので、
父はすることがなく、普段は入らない温泉に一人で行きました。

帰ってくると、父はスローモーションを観るように、
ゆっくりゆっくり倒れていきました。

驚いて聞くと、うっすらとした意識の中で言うには、
早く寝ようと思って、母の睡眠薬を飲んで温泉に入ったようです。
母は半錠しか飲まないのに、父は知らずに1錠丸々飲んでいました。

ホテルの方に、救急車を呼んで頂き、病院まで15分ほどというので、
私達3人はレンタカーで追いかける事にしました。
ただ、まだナビは出始めで、使い方もはっきりせず、
見当違いの場所に連れて行かれたりして、
父の病院には、1時間ほど遅れて着きました。

私達が処置室に入る前から、父の声が聞こえていましたから、
意識も戻って話せる状態になっていたようです。

まぁ、母もそれを聞いて安心していたのでしょうが・・・、

担当して下さった医師が、とても素敵な方で、母は開口一番、

「😍すみません。急だったもので、
 お化粧もしてないんですよ。ごめんなさい」


(>_<)お父さんの病状聴く前に,そこ?
お父さんに聞こえなくて良かったね。

父は、一晩観察入院することになりました。


次の朝、私達は、念入りにお化粧をして父を迎えに行きました。