with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

1995年1月17日 阪神淡路大震災

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祈りと希望の折り鶴

先週、母と歩くと人知れず置かれた、新しい花束をいくつか見ました。

1995年1月17日に5時46分に発生した阪神淡路大震災から
今日で26年が経ちました。
その花束は、亡くなった方達に手向けられた花束でしょう。

私の知人でなくなられた方もいらっしゃいました。
息子のお稽古で知り合った、2人のお嬢さんとそのお母様です。
お姉ちゃんの手を引いて、妹ちゃんを自転車の後ろに乗せてお稽古に来ていました。
明るく、お会いするといつも私や友人JJを笑わせて下さいました。

あの日、きっと崩れ行く建物の中でお嬢さん2人を抱きしめて逝かれたと思います。
お兄ちゃんとご主人は別の部屋で休まれていたそうでご無事でしたが、
残されたお2人のお心を察すると、今も胸が痛いです。

彼女たちの住んでいた場所には、新しい建物が建ち、
そこで3人がお亡くなりになった事を知る人も少なくなったかもしれませんが、
お母さんの笑顔の忘れられない私達は、その場所を通るたび、
心の中で手を合わさずにはいられません。

今日は、あの日逝ってしまった「とっちゃんのママ」の笑顔を想い、
一日を過ごしたいと思います。