with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

梅雨の晴れ間

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季節は梅雨になりました。

近畿地方は例年になく早く梅雨入りし、
先週は、じめじめとした毎日が続いた1週間でした。

母は季節の変わり目のせいか、腰が少し痛かったと
水曜日のリハビリデーサービスを休みましたので、
先週1週間は、ほぼ家の中で過ごしました。


そして、昨日やっと☀快晴に恵まれ、先日来よりレンタルした車椅子で
母とお散歩に出かけました。

芦屋駅の南側にある、ちょっと良いお惣菜やお弁当の売っているイカリスーパーで、
お弁当を買って芦屋川の方へ向かいました。

途中市民センターの横の、丁度陰になったベンチでお弁当を食べました。

横を車が行きかう場所でしたが(たぶんあちらからは見えていないと思うのですが…)
母は😊「こんな場所でお弁当を食べるのも楽しいわねぇ」と言っていました。

まだ緊急事態宣言中ですし、お外でランチができるのも限られた季節だけですものね。
私も屋内の気を遣いながらより、この方が気兼ねなくて好きです。


その後、お花見で行った、芦屋川沿いのカヌレの美味しいダニエルの外のテーブルで、

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ダニエル 芦屋川

お茶をしようと思っていたのですが、(ToT)/~~~緊急事態宣言中は、
販売のみで飲食はお休みでした。


仕方なく、お茶は諦めて母の家に帰ることにしました。

いつも通るお散歩道の花も季節が変わり、アジサイが満開でした。

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母の帽子も夏用に変わりました。


いつもの休憩場所の花木も変わっていました。

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ここもベンチが減らされていました😞密になるからですか?

ふうりんそうのLサイズのピンクの花が咲いていて、
😷「なんていう名前の花かしらねぇ・・・」と2人で思って周りを探すと、

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どの花にもお名前が書いてありました。

『ほたるぶくろ』だそうです。
私達のように花の名前をあまり知らない者にとって、
こうやって花の名前を付けてくださると、とても有難いです。

白く小さなふうりんそうは可憐で可愛いですが、
このほたるぶくろは存在感があって、真っ先に目に飛び込んできました。

その足元には忘れな草が咲いていたりと、とても楽しませて頂きました。

10分程ベンチで休んで、母の家へ帰りました。


母は、家の扉を開けると必ずこう言って入ります。

「ただいま。帰りました」

誰に呼び掛けているのでしょうね。父ですかね❓

母の耳には父の「👴おかえり」が聞こえているのでしょうか…

私は残念ながら父の「おかえり」の声はもう思い出すことがありません。
そう言えば、結婚して家を出てから両親の家に来るときは
「こんにちは」だったようで・・・どうだったでしょうか?
父も「いらっしゃい」だったような・・・


そんな事を思いながら、私は車椅子を畳んで玄関の端にしまいました。

しばらく私が晩御飯を作るのを、味見と称してつまみ食いしていた母は、
「少し横になるわね」と、ベッドに入りました。


梅雨の晴れ間の、母と私の穏やかな1日でした。