with age 92歳の母のぼちぼち介護日記

母の介護を通して、素敵な歳の重ね方を学びます。

聞こえてますか?…その後

今日は母の補聴器受け取りの日でした。

10月12日の👇から、やっとこの日を迎える事が出来ました。

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時系列でまとめますと。

10月12日 7年ぶりの補聴器のメンテナンス
調整後、2週間の様子をみて、再度お店でメンテナンスの約束。
その際、左耳に出血の跡があり、耳鼻科受診をすすめられる。

耳鼻科受診。レントゲンの結果耳の奥に傷あり。
2週間自宅で1日2回耳へ直接の投薬。
その間、補聴器の練習中止。

2週間後、傷は完治。
補聴器の練習再開。

再開から3日後、左の補聴器紛失。

11月20日 お店で新しい補聴器を作る。
今回は、耳の型を取って耳穴型補聴器を注文する。

以上です。


高価なものですから、母はためらいもありましたが、
担当の彼の、「補聴器を付けないと、脳が耳からの情報が少なくなって衰えていき、
それが認知症に繋がります」と言う言葉が響いていたようで、
「これが最後の補聴器のつもりで」と決めました。

わりとすんなりと再購入を受け入れてくれたので、ホッとしていました。

ですが、母らしくこんなトンチンカンな事も言っていました(◎_◎;)

「すこし、お勉強して(=まけて)下さるの?」
(>_<)お兄さん困ってるよ!

「2回払いで良い?」
(?_?)お母さん、ボーナス入るわけでもないのに、何故2回に分ける❓



そして、今日を迎えました。

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世界に一つの母の補聴器です。

今回は眼鏡ストラップならぬ『補聴器ストラップ』が付けられました。
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これを首にかけていれば、たとえ片方が外れても落ちる事はありません。

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          👇こんな感じです。

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この補聴器は、私の携帯に”Oticon ON”というアプリを取り込み、
Bluetoothでつながり、半径3~4m以内なら補聴器の場所が分かるそうです。
落としてすぐに気が付けば、場所がわかります。

もし、母がスマホを使いこなせるのであれば、普通にイヤフォンの代わりとして、
音の強弱や、電話、音楽を聴くことも出来るそうです。

補聴器も進化していますから、私達の時代は少し聞こえにくくなったら、
早めに補聴器を作るのもアリかも知れませんね。


帰り、母がコーヒーを飲みたいというので、近くのパン屋さんに入りました。

「次にお友達と会える時がとても楽しみ❣
 今までは、適当にあいづち打ってたからねぇ」

「でも、誰も補聴器付けてないから、何て言われるかしらねぇ…」

「お母さんが一番年上なんだから、補聴器を付けて、
 皆さんに『聞こえる様になってこんなに楽しくなったよ』ってとこ見せなきゃね」

「そうよね!私がお手本にならなきゃね!」

そうだよね。だけど、聞こえるようになって、脳がそれを認識して、慣れるまで、
少ししんどいかも知れないけど、頑張れお母さん!



身近に補聴器を付けるのを躊躇している方がいらしたら、
是非👇を参考にしてもらって下さい。

音を聞いているのは 耳でなくです

軽 度の難聴:認知症の発症確率が2
中等度の難聴:認知症の発症確率が
3
重 度の難聴:認知症の発症確率が5